ソリューション、イノベーション、デベロップメントが大事だと言いながらもその手立てを具体的に形にして行動するのはとても困難なことです。
企業として運営していくためにはこれから3年、5年、10年先を考えていかなくてはなりませんが、私も経験の浅い若い頃は希望と野心を抱いていましたが、人生の折り返し地点を通過したころから不安が芽生えて来ました。
残された働ける期間を考えると何も実感できる成果を形にしていないことやコロナ禍でビジネス変革が加速していることなどに焦りがこみ上げてきます。
マーケティングマネージメント能力を高めて社会の動向を分析しながら確実に一歩一歩、成功につながる術を持たなくてはならないと複雑に考えてしまいますが、課題はまず社会のニーズを知るということだと思っています。
つい販売指向に走り消費者に自社製品を買ってもらうためにセールスのみに力を入れ顧客ニーズは二の次になっている製品が世の中に多くあります。
つまり自己満足商法となり製品が結果、売れない状況になってしまうことです。
ニーズとは顕在化された欲求であることは理解しています。
30有余年前、インターネットサービスがNTTから紹介された時、そのようなサービスはウォンツの状態であって直ぐに欲しいと思う人は少なかったように思えます。
それが世の中に出てきて、一度体験したことで、そのサービスの必要性が理解され、家でも外でも使用したいというニーズに変わったように、最初はウォンツであっても将来ニーズになる知識と経験、計画的な行動による将来を見据えることができる企業であることが重要だと考えます。
将来あるべきオピカの姿を社員一同で考え、常にニーズに応えられる企業にしたいと考えております。