重要文化財になった“駿河版銅活字”
駿河版銅活字とは、徳川家康が朝鮮伝来の銅活字を元に、林羅山などに命じて作らせた日本初の銅活字版。戦続きによる、国民の教育や文学の技術の低下を改善させることが目的だったと云われています。
この銅活字を使用して中国の政治参考書『群書治要(ぐんしょちよう)』と、仏教教典百科の一覧『大蔵一覧(だいぞういちらん)』の2つを印刷しました。
しかし、駿河版銅活字は家康の発案で行われたものだったために、家康の死後中断されてしまったのです。
さらに火災で駿河版銅活字の一部が焼失。その残りが紀州の徳川家へ伝えられ、昭和37年に重要文化財の指定を受けました。
現在は、文京区にある印刷博物館に所蔵されています。
ちなみにオピカには、今では貴重なものとなった活版印刷機が保管してあります。
とある印刷会社様からお譲り頂いた物で、もう印刷することはできませんが、当社へお越しの際は是非ご覧になってください!!