アート紙・・・?
要するにコート紙の一種でしょ?
くらいに思っていた時期もあるわけですが、
実はちゃんと違いがあるんです。
コート紙との違い
どちらも「塗工紙」と呼ばれる紙に白色顔料をコーティング加工をした紙ですが、
そのコーティングの塗布量がコート紙が20g/㎡前後なのに対し
アート紙は40g/㎡前後と厚くなっています。
より滑らかで艶があり色の再現度も高くなっている反面、その分値段が高くなってしまいます。
主な使い道としては、写真集・美術書・雑誌の表紙・ポスターなど写真やイラストが重要な印刷物となります。
美しく印刷できる代わりに光沢があるため目が疲れやすく、
文章を読んでほしい印刷物には不向きなので上質紙やマット紙がオススメです。
また、紙同士が擦れてインキが落ちたり転移する可能性があって乾燥が必要になるところ、
当社で導入しているLED UV印刷であれば即乾燥できるので安心です。
最近のコスト削減傾向もあって敬遠されがちなアート紙だけれど・・・
そんな紙こそ、ここぞ!という印刷物に使ってみてはいかがでしょうか。